<カヤの御神木>カヤは暖かい地方にイチ科カヤ属の常緑樹で、雌雄異株です。カヤには特有の香気があり、実から油を絞ったり、菓子の原料として炒って食べたり、薬用としても使用されます。この木は、高さ15メートルの雄株です。
 カヤは暖かい地方にみられるイチイ科カヤ属の常緑高木で、雌雄異株です。カヤには特有の香気があり、実から油をしぼったり、菓子の原料として炒って食べたり、薬用としても使用されます。 この稲荷神社の御神木のカヤは、印旛沼を望む台地上の八幡台一号公園の隣地にあります。周辺の宅地造成のため、周辺の地面より7〜8mも低くなった部分にありますが、シイ、ムク、ケヤキなどの大樹とともに良好に保存されています。この木は、高さ15m、目通り幹5mの雄株です。 老樹のため樹皮は剥離し、幹には数か所の空洞が見られますが、樹勢はいまなお旺盛です。地上3mほどのところで幹枝を4本に分離させており、そのうち1本は大正年間の神社の火事で損傷したためか枯死しています。
担当 松田和子