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日像菩薩の開基した京洛の一寺で、この地に寛文年中、三浦大明寺十八世是勝院日慈上人(ニチジショウニン)、佐倉城主松平和泉守乗久その室、昌柏院殿により再興された。昌柏院殿か五代将軍家綱の養母を勤めた人で寺内に墓碑があり、開基日慈上人は玉造檀林学頭始め歴代々宗門史上に名を残した師々を多く輩出した。江戸末期から明治2年迄寺子屋愛育堂を開き明治6年、本町小学校開校し佐倉第一小学校の母体となった。現在は慈光幼稚園をも経営、幼稚園教育の任を担っている。 正面福聚門に金剛力士像と鐘楼堂が近年の作ながら見事です。 本堂内に「寺宝」十界本尊(仏菩薩他全像具足)将軍家綱下賜・葵緋紋白五条袈裟仏具等  祖師像(日蓮)は大仏師左京法院康裕の刻み。


担当 下里雅弘