大同二年(807)弘法大師巡行のおり、鎮護国宝のため、本尊である麻耶夫人(マヤフジン)の霊像を当地におさめた。開基年月は不詳、菊の御紋章が天明三年に許可されている。 町指定文化財の木造十一面観音像(70pの一木造の秀作、天保四年に廃寺になった文殊寺の本尊仏で吉祥寺に引き継がれた。) 吉祥寺の絵馬(2.3mの大きなものもある140余枚で、貴重な民族資料となっている。本尊が麻耶夫人(仏母)であることから育児の守りとして、お乳の出ない人たちの願いが込められた絵馬です。) 伝説の魔三郎石(昔蒙古の魔三郎が土を練って作ったといわれる石。)
担当 下里雅弘