山崎ひょうたん塚古墳(下の写真の左遠方は歴博)            
この古墳は、印旛沼を眼下に望む海抜29mの台地縁辺に位置する前方後円墳です。かつては、ひょうたん塚古墳の南側にあった円墳1基(消滅)とともに夫婦塚と呼ばれていたといいます。 古墳の大きさは現存長37m、後円部径25m、後円部高7.4m、前方部高3mを測ります。前方部の一部が崩落しているため不明瞭ですが、築造時には40mを超す大きな古墳であったと推定されます。 この古墳は、未調査であるため内部の施設や副葬品については不明ですが、立地条件や前方部が低く形態が未発達であるという特徴から、古墳時代前期に築造されたものと考えられます。 印旛沼周辺では、同様の時期及び平面形の古墳は非常に少なく、当地方の歴史を考える上で貴重な遺跡です
 担当 壷阪一弘