岩名地区は古くから、麻栽培の農民が住み着き、この玉泉寺は過去に何回も火災にあい、古文書類が焼失した為に確かなことは判らないが、江戸時代の初期の創建と思われる。長谷寺系統のこの二峯山玉泉寺は真言宗豊山派で、鏑木・大聖院の末寺であり、無住の寺である。明治20年(1887)近隣の村の有志により、湖南尋常小学校が創立された。今から15年前に、玉泉寺は、再び火災で焼失した。その2〜3年後、お布施により再建し現在に至っている。
          担当 高橋 一夫