鏑木町にある大和田山大聖院は、大日如来を本尊とする真言宗豊山派の寺院で、本尊は市指定有形文化財です。 井野の千手院の末寺であった大聖院は、蜜蔵院(寺崎)、玉泉寺(岩名)、正福寺(土浮)、勝蔵院(鏑木町)を末寺とし、東元寺(鏑木町)、新照寺(太田)、西福寺(大篠塚)、玉蔵院(神門)、宝鏡院(木野子)、鏡宝寺(六崎)、普門院(六崎)、養福寺(長熊)、円照寺(佐倉城内の椎木曲輪)、東徳寺(飯野)、医王院(飯野)を門徒としていました。

 鎌倉時代の初期に開山され、真言宗豊山派の寺院として佐倉15ヶ寺の本院。大日如来(木造座像)は佐倉市指定文化財。佐倉藩校成徳書院初代総裁であった儒学者、吉見南山の墓や佐倉藩刀鍛治細川忠義の墓がある。
担当 白木宏繁