成田市観光ガイド・宗吾旧宅 
   
  麻賀多神社前の道路を西に向かって150mほど行くと、右手に「宗吾旧宅」の看板が目に入ります。その小路を下って行くと、左手に見えるのが
旧宅であり、重税に苦しむ農民を救った義民木内惣五郎(宗吾)の生家と伝えられています。以前建物は茅葺でしたが、今はその上にトタンを張っ
ていますので、昔の面影はありませんが、現在も惣五郎の子孫である木内氏が住んでいます。
 旧宅には、「徳満院涼風道閑居士」という惣五郎の位牌や古文書が大切に保存されています。なお“宗吾”という名は佐倉藩主堀田正亮が宝暦
2年(1752年)に惣五郎に贈った諡(おくりな=死者への称号)であり、諱(いみな=生前の本名)である惣五郎との混用が諸書によく見られます。
                                                              <「成田歴史散歩」より>
 
  担当 壷阪一弘