この場所の右端にある石灯籠に六角形の火袋の稜角に六地蔵が浮き彫りされている。この灯籠型六地蔵は宗吾霊堂にもあるが、千葉県内では数基しか見つかっていない珍しいものである。ここに三基の地蔵菩薩像が残されており、地名からもとは六基あったと言われるが、この石灯籠が六地蔵の由来ではないだろうか。また石灯篭の竿の部分に「古来此立置石塔成田山奥院用之故代建者也 成田山」と刻まれている。ここにあった石塔を成田山の奥の院用にしたので、成田山が代わりにこの石灯籠を建てたということらしい。 (2011/12月例会
壷阪一弘さんの資料より)
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