JRで東京から帰ってくる時、寺崎トンネルをくぐると、すぐに佐倉駅である。もともと佐倉駅は佐倉新町付近の台地の上に計画されたが長い登り坂の土手を作るのに費用が足りず、現在のあたりに落ち着いた。
前身の総武鉄道は明治27年7月20日に開業し、その10日後、日清戦争が勃発。
9月27日には佐倉旅団が列車を使って出発した。しかし当時は寺埼城跡の裾野を急カーブで通過するのに、かなり速度を落して走っていたので悪ガキ共は《走る列車のデッキに飛び乗ってはカーブの終わりで飛び降りる》といった危険な遊びをしていたほどである。
41年前、電化と複線化に伴ない、速度を上げるために寺崎トンネルが開通した。


《平成22年1月 菅 勇二さん(佐倉市SJC広報委員)の 佐倉探訪ウォーク配布資料より》

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担当  木村 雅子